
事業承継の現状を、数字から見てみよう-61.73編
突然だけど、「61.73」この数字なんの数だと思う?
え、なんだろう。
何かの「年齢」ですか?
そう!正解。
2018年時点での経営者の平均年齢が「61.73歳」なんだ。
なるほどー。まあ妥当な数字・・・なのかな。でも平均ってことは、それ以上に高齢な経営者もたくさんいるってことかー。
じゃあ、続けて問題。
「経営者が60代で後継者がいない会社」ってどれくらいあると思う??
えーと、60代ですよね。。。もう次の代へバトンタッチする時期も近くなってきているので、20%くらいですか??
そうすると、80%の人は、「後継者が決まっている」という推測になるけど・・・・
あ、そうか・・・。
うーん、わからない!
教えて!ミチト先輩!
ツグゼミ スライド
1. 年々進む経営者の高齢化
少子高齢化が進んでいる中で、経営者の高齢化も進んでいます。
経営者の平均年齢の推移を見てみると、2018年時点での経営者の平均年齢は61.73歳となり、年々高まっていることがわかります。
経営者の高齢化が進む事で、事業承継は多くの会社が抱える重要な課題となっているのです。
2. 後継者がいない会社はどれくらいあるの?
では実際に後継者がいない会社はどれくらいあるでしょうか。
経営者の年代別で見れば、60代が49.5%、70代では39.9%、80代では31.8%にも及ぶ会社が後継者不在の状態と言えるのです。
次の世代へのバトンタッチを見据え始める60代で、なんと半数近くの会社が後継者不在という状態であり、70代になってもその問題が大きく解決していないということがわかります。
今回は実際のデータをもとに現状を見てきたけど、どうだったかな?
後継者がいるかいないかって、事業承継において最初に向き合う大きな課題だと思うんですけど、思ったより後継者のいない会社が多くて、深刻な課題だなと改めて思いました。
そうだね。後継者がいる会社では、どのように引き継いでいくか考えなければならないことは多いけど、そもそも後継者がいないと廃業の危機にも直面してしまうよね。後継者がいない場合に、どのような存続の方法があるか知っておくことが大切だね。