ツグカモTALK

若き後継者たちの覚悟 将来守り続けたいものとは?!

社長になる前から守りたいものがある。
それって後継者がもつ共通点かも。

今回の対談では、
同じく家業を持ち進路に悩むツグムくんが、
2人のリアルに迫ります。


– PEOPLE –

聞き手

ツグムくん

家業を継ぐかもしれない、大学3年生。
将来やりたいことも特にないれけど、「継ぐ」にもなんだか乗り気になれない。
親から将来の話を振られると、口をつぐみたくなる、ツグムくん。
(好きな食べ物:つくね)

話し手

ひかるさん

静岡出身の社会人1年生。実家は自動車用品店を複数店舗経営している。将来の事業承継を見据え、コンサルティング会社で奮闘中。
(好きな食べ物:チャーハン)

江口さん

東京出身の社会人1年生。実家は建築関係の会社を経営している。将来の事業承継を見据え、コンサルティング会社で奮闘中。
(好きな食べ物:ペペロンチーノ)


01

跡取りとしての自覚

早速ですが、お2人の家業と今のお仕事についてお聞きしてもよろしいですか?

うちは静岡で自動車用品店を経営していて、現在は父親が社長です。従業員は150人くらいでしょうか。僕自身は新卒でコンサルティング会社に勤務しています。

うちは東京で建築関係の会社を経営していて、ひかるさんと同じく父親が社長です。従業員は200人くらいですね。会社は異なりますが僕もコンサルティング会社で働いています。

お2人は学生時代からの友人とのことですが、家業持ちつながりで意気投合した部分もあると伺っています。現在は家業を継ぐことを見据えて働かれているようですが、そのことを意識したのはいつ頃でしょうか?

僕は、幼い頃から意識していました。親から話をされていましたし、会社のイベントに顔を出したり、物心ついた頃から自分には家業があって、将来継ぐんだろうなという感覚がありました。

僕の場合は、自分の家が事業を営んでいると認識したのは中学生の時ですね。
親と将来について話す機会があって、その時にぼんやりと将来的に継ぐことを意識し始めました。

お2人とも、割と早い段階から家業を継ぐことが頭にあったのですね。
中学や高校の時から将来を考えられていて尊敬します!!

いやいや!そんな具体的ではなかったですよ!子どもの頃って身近な大人が親か先生くらいで、やりたいことや将来働く姿ってイメージ湧かないじゃないですか。その中で漠然と父への憧れがあったのだと思います。

02

未来を見据えたキャリア選択

具体的に後継者としての実感が湧いた出来事はありますか?

僕は大学の時に免許をとったことがきっかけですね。父とよくドライブに行くようになったのですが、自然と会社の話をよくするようになりました。今思えば、父は就活を迎える前に会社のことを話しておきたかったのかもしれません。そこから経営者になる覚悟みたいなものが生まれて、経営者の著作を読んだりするようになりました。

僕は大学1年生の時、現場仕事を手伝わせてもらったことがあります。従業員の方に混ざって重い資材を運んだり、足場を組んだり。その時、具体的に現場の仕事や働く人、会社の雰囲気を知ることが出来ました。漠然としていた家業をリアルに感じられたのは、将来を考えるいいきっかけになりました。

就職活動の時は、どんな思いでやられていたのですか?

経営者になる上で、修行するならコンサル系か金融系だと思っていました。
方向性については父親に相談しましたが、特に反対はされませんでした。

うちも似ています。元から、自分が好きなことをやりなさいという教育だったので、自分で今のコンサルティング会社を選びました。

03

後継者として目指すもの

これからのロードマップを教えてください。

今の会社で3年間、経営の視点をしっかり学んだ後に、静岡に帰ろうと思っています。一旦、同業の会社で修行して、それから家業に入社するつもりです。

偶然なんですが、僕も今の会社で3年働こうと思っています。会社の成長させ方や、経営者としての生き様をこの期間にどんどん吸収していきたい。社長になった時にきっと役に立つと思っています。

社長になったときの抱負があれば教えてください。

カーシェアなどが普及して、車を買うことが当たり前でなくなってきている中で、車に関係する業界は競争が激化していくと思います。そうした時に、どうやって会社を成長させ、お客さんや従業員の方を幸せにしていくかということを今は一番に考えたいと思っています。有名な社長の著作を読むと、「世界を変えたい」とか「業界を大きくしたい」とか大きな夢を持たれている方もいらっしゃいますが、まずは身近な人たちを幸せにすることを目指したいというのが今の正直な気持ちです。

コンサルティングの仕事をする中でいろんな社長さん達と話す機会がありますが、商材に対してこだわりを持っている人よりも、雇用であったり取引先やお客さんといった「人とのつながり」を大切にしている人の方が多い気がします。
それが会社の代表としての第一の欲求なのかなと思っています。

創業社長と、後継者社長によってスタンスが違うのかもしれないですね。

創業社長は、ビジョンを原動力に起業し、経営していくことが多いんだと思います。
一方で、2代目以降が最初に持つ感情は、創業者が創り上げた財産であるお客様や従業員の幸せを守り、繁栄させたいということなのかなと思っています。

その視点は大切ですね。
僕の場合、現場の従業員の方と一緒に働かせてもらい、仕事の大変さを肌身で感じました。
感謝の気持ちを覚えましたし、そういう大切な人たちが最初からいるのが後継者社長ならではだと思います。

最後にもう1つ教えてください。お2人はお互いが後継者同士の友人ですが、そういった後継者同士の繋がりやコミュニティがあれば嬉しいですか?

ありがたいですね。同じ境遇の人はあまり周りにはいないので、江口さんと悩みを共有したり、将来についての話をしたりできるのはとても貴重でした。かといって同業や地域が重なっていたりすると気軽に話せない部分もあるので、地域や業種横断で、後継者たちの集まりがあれば嬉しいです。

気軽に話せる関係の人がいると精神面・スキル面の両方でとても助かると思います。
ツグゼミにも期待しています!

こちらこそ、今後もよろしくお願いいたします!
今日はありがとうございました!

ありがとうございました!